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【2021年版】 予算「約2万円」でApex Legendsで144fpsを目指せるのか? 構成選定編

ついに第12世代Core iシリーズが出ましたね。そんな2021年11月なのですが、CPUはまだしもグラボが半導体不足で高い。そしてPS5は転売ヤーに買い占められて入手困難。そんな状況でもゲームはしたいわけで、PS5が入手できるまでの繋ぎとしてゲームできるPCが組めないか考えてみて、実践してみたのが今回の内容です。

| | コンセプト

2021年10月 @ 稚内温泉・・・ 友人:
Apex PS4でやってんだけど、PS4だと60fpsしか出ないから知らん間にKillされる。PS5であれば120fps出るから解決するからゲーミングモニタ買ったんだけど、転売ヤーに買い占められてPS5が全然入手できん。かといって、ゲーミングPC買うと20万円くらいするって会社の同僚から聞いた。なんかいい手ないかなあ。
私:
予算いくらなん?
友人:
5万円には抑えたいし、できればもっと安くならんかなあ。
・・・検証ねこ検索中・・・
私:
マジでApexしかせんって割り切るなら、今手持ちのパーツだけで予算約2万円でPC組めるかもしれん。
友人:
マジで?それ手持ちパーツだけなら本当にできるか検証できん?
私:
やってみるか

というわけで、ゲームをApexだけに絞って、「144fps」平均でも100fpsは出るPCを限界までケチって準備できないか、構成考えてPC実際に組んでみました。

なお、モニタはもう購入済で、キーボードとマウスはいいのを買うそうなので、今回は本体のみの価格です。

 

| | Apexで144fpsプレイに必要なスペックは?

Apexのメーカー公式推奨スペックは次の通り。

OS: Windows 7 64ビット版
CPU: Intel i5 3570Tおよび同等品
メモリ: 8GB
GPU:  Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290
GPU RAM:  8GB
ストレージ: 22GB以上の空き容量

ここからわかることは、CPUとメモリは思ったより性能必要ないものの、GPUつまりグラボはかなりパワーが必要だということです。また、ロード時間考えるとSSDも必須と言っていいでしょう。そしてこの推奨スペックは、標準設定で60fpsで遊ぶためのスペックなんですよね。この時点でだいぶハードル高い気がしますね。144fpsとなるとRTX3070クラスは必須とのレビュー結構見受けられます。予算20万はあながち間違いではないかもしれません。

とはいえ、Apexを標準設定ではなく最低画質設定で遊べばここまで性能はいらないはず。GPUの限界が何なのか調べてみました。どうやら、GeForce GTX1650あたりが144fps出す限界みたいです。まあ、GTX1650であってもグラボだけで3万円しますからね。もっと安く済ませられないか調べてみたところ、VideoCofigの設定ファイルで影表示等無効にすると、ギリギリGTX1050Tiでも144fpsで動くようです。ということで、ターゲットとなるグラボの性能はGTX1050Tiですね。

sizusei.com

次はCPUとfpsの相関ですね。調べてみると、案外古いCPUでもfpsは大きく低下しないようです。さすがに2コアのCore i3-2105では大きくfps下がってしまいましたが、Core i5-2500レベルのCPUでも十分144fps達成できそうです。というわけで、ターゲットとなるCPUの性能はCore i5-2500ですね。

pc.watch.impress.co.jp

 

| | 構成選定

まずはグラボ以外のベースを考えていきましょう。

実は、ちょうどタイミングよく10月に、別の友人からCore i5-2500K搭載のマウスコンピューターのパソコンをグラボ故障のジャンク品として2000円で買い取っています。今回はそいつをベースに組んでいきましょう。ちなみに、こういうPCのヤフオク相場は3000円~4000円で送料入れても6000円しないですね。構成はこんな感じで、OS付いている点はうれしいポイントです。

・CPU=i5-2500K
・M/B=PH67A-S40
・MEM=DDR3 4GBx2
・HDD=500GB
PSU=350W
GPU=GTS450

こういう中古PC買うのは、安く環境手に入れるポイントとなります。まあ掃除とかめんどくさい点はあるのですがね。。。改造するポイントはこのあたりでしょうか。

改造ポイント ・ケース変更(ボロボロなので新品へ交換)

 ⇒ZALMAN T8 3280円を購入

kakaku.com

SSDへ換装

 ⇒手持ち東芝製SSD240GBを使用(相場3500円)

・適切なグラボへ交換

 ⇒次章で紹介

 

| | グラボ選定

さて、apex legendsで最も重要となるポイント、グラボの選定です。先ほどGTX1050Tiレベルのスペックがあれば144fps程度プレイできるということを紹介しましたが、このGTX1050Tiですら昨今のグラボ高騰で2万円近くするんですよね。。。というわけで、GTX1050Tiと同等性能で安いグラボがないか探してみました。性能に関しては、このあたりのデータなどを参照しながら選定しています。

gamingpcs.jp

で、GTX1050Tiの性能で選んだ候補はこのあたりです。どうもapex legendsはRadeonのがfps出るらしく、いいのがあるならばRadeon買いたいですね。

◆GeForce GTX770 / GTX780◆
入手性は悪くなく性能的にもGTX1050Tiに近いのがこの製品。ただ、いずれもTDP200Wあり電源周りに余計に費用かかってしまう点がデメリットですね。
◆GeForce GTX960◆
入手性がよく性能的にはGTX1050Tiドンピシャ。TDPも120Wとマイルドで電源交換も必要ありません。
Radeon R9 380 / R9 280◆
入手性はあまりよくありませんが、大変安く手に入り1万円切ることも。性能的にもGTX1050Tiに近く悪くないです。ただ、いずれもTDP200W近くあり電源周りに余計に費用かかってしまいます。
Radeon RX470◆
一時期マイニング用途に大量投入されていた製品です。入手性が非常に良い反面、程度の悪い製品も出回っています。性能的にはGTX1050Tiよりワンランク上ですが、値段も2万円近くしてしまいます。TDPは120Wと取り扱いしやすいスペックな点は高評価。

私が今回この候補から選んだグラボはGTX960となります。選定理由は相場1万円と安い割に、TDP120Wと取り扱いやすく、手持ちで1枚GTX960 2GB持っていたからです。

 

| | 費用まとめ

さて、構成は決まりましたが、諸費用いくらとなったか見ていきましょう。

・2000円:ベースとなるPC (OS付き)
・3280円:PCケース ZALMAN T8
・3500円:手持ち東芝SSDの相場
・9000円:手持ちGeForce GTX960 2GBの相場
(合計17,780円)

予算約2万円は達成できそうですね。「ベースとなるPC」が再現性ないってコメントきそうですが、まずはヤフオクやメルカリ、ハードオフで探してみましょう。普通に送料込6000円未満でこんな感じのPC手に入りますよ。

 

| | 最後に

今回は構成選定の考えだけをまとめましたが、実際こんな構成のPCでapex legendsで144 fps出せるのか? そのあたりの検証を次回していこうと思います。