中古PCパーツ◆コスパ情報サイト

ガジェット関連を勝手きままに検証していきます。

【2021年版】 予算「約2万円」でApex Legendsで144fpsを目指せるのか? 検証編

2021年もそろそろ終わりとなるこの頃、半導体不足でパーツが高い! そしてPS5は転売ヤーに買い占められて入手困難。そんな状況でもゲームはしたいわけで、PS5が入手できるまでの繋ぎとしてapex legendsできるPCが組めないか考え、実践してみたのが今回の内容です。

| | 構成選定について

さて、構成についてです。これは、前回の記事で紹介しこのような構成で予算約2万円を達成しました。

kensho-neko.hatenablog.com

選定した構成はこんな感じ。

・CPU=Core i5-2500K
・M/B=MSI PH67A-S40
・MEM=DDR3 4GBx2
SSD=東芝製 240GB SATA
PSU=AcBel 80PLUS BRONZE 350W
GPU=GeForce GTX960 2GB
・ケース=ZALMAN T8 (新品)
かかった費用 ・2000円:ベースとなる中古PC (OS付き)
・3280円:PCケース ZALMAN T8
・3500円:東芝SSD
・9000円:GeForce GTX960 2GB
(合計17,780円)

この超低価格構成で、はたしてapex legendsで144fps出すことができるのでしょうか?

 

| | apex legends fps検証

早速apex legendsのfps見ていきましょう。検証はトレーニングモードを使用します。ちなみに、トレーニングは実際のfpsよりも10-20fps高く表示されるらしいです。

標準設定 まずは、何も設定していないデフォルト状態でテストしてみました。fps的に厳しい表示するテクスチャが多いスタート直後を抜粋しましたが、トレーニングですら30fpsしか出ないようです。
f:id:kensho-neko:20211207223608j:plain

とはいえこれは想定内です。さっそくゲーム上の設定からビデオ設定を最低にして試してみましょう。

最低画質設定 ゲーム上のビデオ設定を最低に変更し、同じくスタート直後のfpsを抜粋しました。今度は120-130fps程度とかなりマシになりましたね。
f:id:kensho-neko:20211207223611j:plain

ここからは、Video Configをいじってみます。ここからが本番・・・

f:id:kensho-neko:20211207223615j:plain

VideoConfig設定 VideoConfigをこのサイトの通りに設定し、本番チャレンジです。

sizusei.com

同じくスタート直後のfpsを抜粋しました。やはり120-130fps程度となりあまり変わらないですね。
f:id:kensho-neko:20211207223618j:plain

どうやら、背景テクスチャが多いと144fpsは厳しいみたいですね。では、背景に表示するものが少ないとどうでしょう?

背景少@VideoConfig設定 背景テクスチャ少なくなれば、144fps程度は普通に出てくれました。
CPUの性能的な問題あり、144fpsより上へfpsは解放していません。 f:id:kensho-neko:20211207223621j:plain

レーニングを進めて、移動するテクスチャを表示してやりました。

移動テクスチャあり@VideoConfig設定 この状態だと120-130fpsくらいで安定するようです。
f:id:kensho-neko:20211207223625j:plain

最後に、グレネード投げまくって強引に表示内容増やしてみました。

表示物大@VideoConfig設定 ここまで表示物強引に増やしても、70fpsまでの低下で収まりました。
f:id:kensho-neko:20211207223628j:plain

 

| | 144fps出るのか?

さて、ここまでapex legendsのトレーニングでの検証結果を紹介しました。結果をまとめましょう。

シーンごとのfpsまとめ 背景テクスチャが少ないシーン=144fps付近で安定
背景テクスチャが多いシーン=125fps前後で安定
表示内容が非常に多いシーン=70fpsまでの低下でおさまる

というわけで、背景の表示物の量ですべて決まりそうです。実際のゲームでは-20fps低下すると仮定すると、平均110fps程度でのプレイになりそうです。瞬間的には144fps出せますが、安定的に出すのは難しいと思われます。もう少しグラボに金かけないとダメですね。

そして、144fps以上出せるかというと、今度はCPUが足を引っ張ります。120fpsを超えたあたりから使用率90%を超えており、瞬間的には100%に達していそうです。144fps安定的に出すためには、CPU側ももっとパワーが必要なようですね。

 

| | その他の性能チェック (ベンチマーク)

ここまでapex legendsをプレイすることだけにフォーカスをあててきましたが、その他動作はどうなのでしょう?

まずは、CPU性能を見てみましょう。

CPU-Zベンチ
f:id:kensho-neko:20211207223549j:plain

Cinebench R15
f:id:kensho-neko:20211207223555j:plain

Cinebench R20
f:id:kensho-neko:20211207223559j:plain

Cinebench R23
f:id:kensho-neko:20211207223602j:plain

結果として、CPUの性能は11gen Coreシリーズのデスクトップ向けCore i3の半分くらいといったところでしょうか? 過去経験上、Cinebench R20のスコアが500切るとネットサーフィンなどの動作がもっさりし、Windows Updateに処理リソースとられてOSが重たくなります。このPCのCPUは1000cb程度のスコア出ており、そこまで低いスコアではないようです。一般的なネットサーフィン程度であればWindows Update走っても問題なさそうです。
では、プレイ動画をキャプチャし編集といったSNS的な用途はどうでしょう? 結論からいうと無理ですね。YouTubeで主流のH264 1080p (FHD)動画のエンコードベンチとってみましたが、15fpsでしか変換できていません。10分の動画書き出すのに20分かかるという性能で、実用的ではないです。

x264 FHD BENCHMARK
f:id:kensho-neko:20211207223552j:plain

最後に、参考になるかわかりませんがFF14のベンチ結果を載せておきます。

f:id:kensho-neko:20211207223605j:plain

 

| | まとめ

今回は予算約2万円でapex legends 144fpsを目指すという内容で企画しやってみました。平均110fps程度ならいけますが、144fps安定はなかなか厳しいですね。60fpsでは全然足りないけど、144fpsまでは必要なくて、PS5 (120fps)出るまでの繋ぎが欲しい。そう、今回の企画のきっかけである「友人向けにapex legends限定用途なPCを、PS5手に入れるまでの繋ぎとして、できる限り安く準備する。」という条件に合致するような人には大変喜ばしい構成ではないでしょうか? まあ、予算2万円ではそれくらい割り切りができる方でないとダメですね。本気でPC版やり込むなら、予算をもう5万円くらい追加し、最低でもRTX2060と現行Core i3くらいのCPUはそろえるべきですね。